調布市文化会館でのお稽古はじめ <尺八>
11月16日、調布市文化会館 たづくり の尺八のお稽古がスタート。
これまでキッズ伝統芸能体験事務局のある芸能花伝舎で行っていた尺八コースですが、今回から調布市へやってきました。
お稽古場となる会館は、大きな建物の中にコンサートホールはもちろん、中央図書館やコミュニティFM放送局などさまざまな文化的機能を束ねた複合施設です。週末にはお祭りやイベントでたくさんの人で賑わっていました。
「伝統芸能のお稽古では、礼儀作法も大切にします」と先生からのお話があり、心を込めた「よろしくお願いいたします」のご挨拶からお稽古がスタートです。
まず、先生から楽器の説明がありました。
「尺八はリコーダーと似ていますね。どこが違うかわかりますか?」という質問に、
「穴がリコーダーより大きい!」
「穴と穴の感覚がリコーダーより広い」
「穴の数が違う」
とたくさんの答えが出てきて、先生もびっくりしていました。
リコーダーは左手が上、右手が下になるように構えるのが一般的ですが、実は尺八はその決まりがありません。左手を下にする持ち方は、昔は「武士持ち」と呼ばれることもあったそうです。
早速、吹いてみます。
音を出すために、まず座り方から整えます。背もたれに寄りかからず、足を床につけてまっすぐ綺麗に座ります。音が出るようになるまでが難しい尺八ですが、先生より「少ない息で「吹く」より「吐く」という感覚を覚えましょう」とアドバイスがありました。酸欠にならないように気をつけながら、「歌口」の部分に口を当て、唇には力を入れず、優しく息を吐くことを意識します。
尺八ほど使う息の量、吹く方向が難しい楽器はなかなか無いそうです。焦らずじっくり取り組んでいきましょう!
まず息の吐き方を練習し、一人ひとり、丁寧に先生に見てもらいました。
お稽古はじめの日は、ご家族の方にも尺八を体験していただける「体験日」でもありました。
一人ずつ尺八を持ち、参加者と一緒に真剣に先生の話を聞きながら学びました。
「ご家族はいったんストップ、まずはお子さんにやってもらいましょう」と先生が声掛けをするほど、ご家族の方も集中して挑戦してくださいました。
一緒に体験することで、発表会までの成長がより楽しみになったのではないでしょうか。
「ただ尺八を体験するのではなく、色々なことを感じながら自分で考えることを大切にしてほしい」と、先生。
尺八が鳴ってくる楽しさ、音色の変わる楽しさを自分で見つけて、楽しくお稽古していきましょう。
*お稽古の様子は、公式インスタグラムでも公開していきます。
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