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国立劇場稽古室でのお稽古はじめ <日本舞踊>

2025.12.12 レポート

11月9日、千代田区にある国立劇場の稽古室で、日本舞踊コースのお稽古が始まりました。
過去に「キッズ伝統芸能体験」の発表会会場としても使用した国立劇場は、開場から60年近くが経っています。現在は、安全に運営するための改修工事に向けて閉場していますが、稽古室は使用することができます。
パラパラと小雨が降る中、少し緊張した面持ちで皆さんお稽古場へ。

日本舞踊コースには3つのクラスがあり、A・Cが女子クラス、Bが男子クラスです。
初日は、どのクラスも浴衣の着付けから始まります。

全16回のお稽古は、毎回浴衣に着替えて行うので、最初の練習が肝心です。
ひとつひとつ、浴衣を着るために必要な小物や道具の確認をして、先生方が丁寧にひとりずつ着方を指導していきます。
女の子は「文庫(ぶんこ)」、男の子は「貝の口(かいのくち)」という帯の結び方を学び、保護者の方も一緒に見学しました。

 

着付けの後は、まずはご挨拶。指先をそろえ、三角を作ります。
「気持ちが伝わったと思ったらお顔を上げてください。」
先生のお話を聞きながら、背筋を伸ばして、心を込めておじぎすることの大切さを学びました。


その後、日本舞踊の歩き方の基本である「すり足」もやってみました。
腰を「キュッ」と落として滑るように歩きます。
他にも、独特の足さばき「おすべり」を練習したクラスもありました。とても優雅に見える日本舞踊ですが、そう見せるために、体で覚えることが沢山あります!

 

お稽古の終わりには、A・Bクラスでは先生が発表会で子供たちの発表曲の踊りを実際に踊って見せてくださいました。発表会が早速楽しみになりましたね。

お稽古が進むと、さっそく発表曲の振り付けが始まります。
発表会まで、1回1回のお稽古で教わったことをしっかり吸収して踊りを楽しんでください。


*お稽古の様子は、公式インスタグラムでも公開していきます。
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