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発表会のウラとオモテ2024 ~箏曲

2025.07.31 レポート

発表会の “ウラ側とオモテ側” を写真で紹介するシリーズ。
次は、スタンダードプログラムの三曲「箏曲」コースを紹介します。
3月28日、新宿、立川、武蔵野と3つのお稽古場で学んだ3コースがリハーサルと発表会を浅草公会堂にて行いました。

想像していたよりもずっと大きな舞台で、生田流と山田流、爪の形や楽器に向かう姿勢が異なるふたつの流派が競演します。
「本番の舞台というのはかけがえのない経験になります」
「悔いが残らないように、精いっぱいお稽古を積んでおきましょう」
先生から言われたことを思い出し、リハーサルから姿勢を正して気合を入れます。

はじめに、山田流の立川コースAクラスは「さくら」と「ひめまつ合奏曲(がっそうきょく)」、Bクラスは「まりと殿様(とのさま)」を発表しました。パートごとに分かれての演奏にも挑戦。心を込めた歌と、古典の楽曲の情感豊かなメロディで観客の心を打ちました。
次に生田流の武蔵野コースは、Aクラスが「さくら」と「うさぎ」、Bクラスが「さくら」と「ずいずいずっころばし」を発表。「ずいずいずっころばし」では、ネズミの鳴き声を「チュウ!」と元気いっぱいに歌います。
同じく生田流の新宿コースはA・Bクラス合同で「さくら」と「かごめ」を披露しました。大人数での演奏の迫力を見せることができました。

箏曲は、歌も大切な一部です。「弾き歌い」をしなければならないのがとても大変ですが、どのコースも力強い歌声と美しいおことの音色を会場に響かせました。

箏曲にも指揮者はいません。みんなで心をひとつにして、息を合わせないと端から端まで全員の音が揃わないのです。
16回のお稽古で、お互いの呼吸を感じ合って演奏する大変さ、楽しさを知りました。
演奏後の幕が下りるまでの間は、お稽古で身につけた美しいお辞儀も見せてくれました。
はじめは痛みもあったけれど、ようやく指になじんだ “箏爪(ことづめ)” は、みんなの宝物になりましたね。

 

【箏曲[山田流]の発表会アルバム】リハーサルと本番より



【箏曲[生田流]の発表会アルバム】リハーサルと本番より



撮影:武藤奈緒美

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